ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

#08 今年の「JET世界まつり」

2025年3月

 今年の2月16日、ウイング・ウイング高岡で「JET世界まつり」という大イベントを行いました。毎年、JETプログラム(外国青年招致事業)を通して県内で活躍している国際交流員(CIR)や外国語指導助手(ALT)が中心となって、異文化理解・多文化共生のイベントを開催します。

 今年、私はロシアの国際交流員と共に「インターナショナル・キッチン」コーナーを運営しました。このコーナーでは、私たちJET参加者と一緒に料理を作って食べながら交流する形にしました。地元のALTの人に料理教室担当を募集した結果、ロシアとアメリカとフィリピンの食事を扱うことになりました。ここで読者の皆さんに、当日作ったその料理について少し紹介したいです。

 皆さんは「ギナタアン・ビロビロ」というフィリピン料理、聞いたことありますか? 実は「ビロビロ」はフィリピン語で「団子」という意味で、餅粉から作られている団子はこの料理の特徴のひとつです。このビロビロと一緒に砂糖芋とプランテンバナナとタピオカとジャックフルーツをココナッツミルクで煮込むと、甘くて温かいおやつになります。フィリピンの家庭料理のひとつとして、ギナタアン・ビロビロは特に雨の日に楽しんでいるそうです。

 ジャガイモが好きな方には、ロシアの「ドラニキ」をぜひお勧めします。ドラニキとは、すりおろしたジャガイモと玉ねぎに卵や小麦粉から生地を作り、フライパンで焼くお料理です。今回はロシア料理の代表として紹介しましたが、実はベラルーシとポーランドとウクライナでも、伝統的な料理として扱われています。すごく簡単に作れる上、自分の好みに合わせてレシピを調整できるのは「ドラニキ」の特徴のひとつです。例えば、玉ねぎの量を減らしたり、中身にハムやチーズやキノコなどを入れたり、またはいろんなトッピングにも付けやすいです。

 そして、JET参加者に募集した結果、アメリカから2つの料理を紹介することになりました。そのひとつは、アメリカのクッキーの代表である「チョコレートチップス・クッキー」でした。クッキーの作り方はひとつだけではなく、家庭によってそれぞれの「ファミリーレシピ」があります。以前コラーレの料理教室で作ったこともあり、もちろんその時は自分のお母さんのレシピを使いました。

 アメリカの料理としては、「チョコレートチップス・クッキー」の他に、「インゲン豆キャセロール」もありました。普段は野菜や肉、パスタ、お米などにソースを絡めて鍋に入れ、オーブンで焼き上げます。決まっている材料がないおかげで、余ってる食材を簡単に使い切ることができる家庭料理の定番です。

 ぜひ、みなさんも来年の世界まつりにお越しください!

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