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COLARE TIMES
アメフト
2007年10月
アメリカの秋はフットボールの時期です。フットボールは60年代ぐらいに野球を超えて、アメリカの一番人気のあるスポーツになりました。毎週何百万人も、大学やプロの試合を見ています。私もアメフトの大ファンです。今回は、私の大好きなスポーツについて話したいと思います。
アメリカンフットボールは、19世紀よりアメリカの大学で、サッカーやラグビーと同じゲームから発展しました。その時からフットボールのルールがどんどん変わっていき、1912年ぐらいに現在のアメフトのような形になりました。そして1920年、プロのチームが集まって、NFLというリーグが設けられました。その後、リーグがもうひとつつくられましたが、そのリーグは1970年にNFLと合併しました。フットボールは今、アメリカのプロスポーツの中で一番人気があります。毎年、1億人がNFLの決勝戦スーパーボウルを見ます。
大学のフットボールもまだすごく人気があります。いつも多くの学生やファンが大学の試合を見に行くので、とても広いスタジアムがあります。大きい大学のスタジアムは10万人以上の席があります。試合の前に大学生はパーティーをしてからスタジアムに行きます。学生はいつも学校の色を着て、ライバルのチームの悪口を言ったり、自分のチームを応援したり、元気いっぱいの大きな声を出すので、試合の雰囲気はいつもすごく楽しいです。大きな大学は予算があるので、一番強い選手やコーチがそろっています。チームが決勝戦まで進んだら、学校はお金をいっぱいもらうし、チケット代やグッズの販売もあるので、フットボールは大学のための大切な制度です。
高校でもフットボールは大切にされています。高校の試合はたいてい金曜日の夜に行われており、かなり大きなイベントになります。特に小さい町の場合は毎週、町の人みんなが試合に集まります。強い学校だったら、1万人以上が来ることもあります。町の人や学生はもちろん自分のチームを応援しますが、高校の雰囲気は大学とはちょっと違います。高校の試合はフットボールを見ることより、みんなで集まることが大切にされています。試合が終わったら、学生はよく友だちと遊びに行きます。
私は小さい時からフットボールにはまっています。中学校の時から学校のチームに入って、5年間しました。フットボールは暴力中心で、頭が悪い人のスポーツだとよく言われていますが、でも実際そういうことはありません。フットボールは危なくて体によくないかもしれないけれど、けっこう複雑なスポーツです。試合の前に作戦や準備が必要だから、試合は週に1回しかありません。私はいつも試合を見られる日を楽しみにしています。
この間大阪に行きました! 大阪は初めてだったけど、すごく楽しかったです。友だちと岸和田の「だんじり祭り」にも行きました。いろんなおもしろいことを見てきましたが、たこやきを食べませんでした。今度はどこに行こうかな……。
(2007年10月 COLARE TIMES 掲載)