ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
コラーレ倶楽部
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COLARE TIMES
アメリカ中西部の大雨
2008年7月
今年は世界中に天災が多くてちょっと怖いです。5月からたった2ヶ月の間に、四川大地震、ミャンマーのサイクロン、岩手の地震がありました。同じ時、アメリカにも恐ろしい自然災害がありました。そしてその災害は、私の故郷で起こってしまいました。
6月4日から18日まで、アメリカの中西部は大雨で、ひどい洪水災害がありました。イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ミシガン州、ミネソタ州、ミズーリ州、そしてウィスコンシン州は、洪水や竜巻のため、被害がひどかったのです。国道や自宅を立て直すためにアメリカの赤十字が1,500万ドル(約16億円)分の支援を贈りました。全部で13人の死亡がありました。
ウィスコンシン州の人気観光地に位置されている人造湖のデルトン湖は堤防が侵食され、水がほとんどウィスコンシン川に流れてしまいました。それにより近くの民家が5件壊され、デルトン湖は観光資源としての価値が大分なくなりました。デルトン湖地方のホテルやビジネスが潰される危険もあります。湖から22億7千万リットルの水が流れ出て、まるで空の状態になりました。堤防の修理がはじまりましたが、1年以上がかかりそうです。湖を楽しむために湖岸の家やコンドミニアムを買った人は、被害がなくてもけっこう大変です。
デルトン湖だけじゃなくて、ウィスコンシン州の南部全体に洪水がひどかったで、ブッシュ大統領からの非常事態宣言もありました。私のふるさとはちょうどその地域に入っていて、お母さんとおばあさんのことが心配でした。私の町は大丈夫だったようで、家族と友だちは皆無事でしたが、やはり怖かったです。
他の州にも大きい被害がありました。ミシガン州に竜巻と洪水で8人の死亡がありました。アイオワ州にミシシッピ川が溢れて、洪水の被害がひどかったのです。インディアナ州の23の郡が非常事態になりました。インディアナのエディンバーグ町では、7時間に28cmの雨が降りました。パラゴン町では数時間に25cmも降って町がほとんど水没しました。
最近どこに行っても、災害が増えているようです。その原因は地球温暖化か人間の影響かわからないけど、何とかしなければならないと思います。
ウィスコンシン州のデルトン湖が溢れて、この家が壊れてしまいました。アメリカの中西部にこのような被害がたくさんありました。その地域で何百万人も避難しました。被害がひどく、300億円以上がかかります。
(2008年07月 COLARE TIMES 掲載)