ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
コラーレ倶楽部
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COLARE TIMES
ロック・アンド・ロール
2009年8月
ロック音楽というのは1950年代にアメリカで生まれた音楽です。ロックは、アメリカのブルースとカントリー音楽の融合から生まれました。現在、ロックが世界中に広まっています。世界の音楽だけではなく、文化にも強く影響しています。今回は6月25日に亡くなられたマイケル・ジャクソンをしのび、ロックの歴史について軽く説明したいと思います。
1950年代の前半、初めてロック音楽がラジオに流れ、アメリカでどんどん人気になりました。1954年までに、エルヴィス・プレスリーが最初のシングルを収録し、ロックがアメリカで大人気なポピュラー音楽として認められました。その時、ロックを演奏するバンドや音楽家がたくさんいましたが、エルヴィスは特に大スターとなり、「キング・オブ・ロックンロール」と称され、ロック音楽の代表になりました。
エルヴィスのような歌手とバンドの成功のおかげで、ロックのバンドが増えて、ロック音楽がどんどん進化しました。1960年代に新しいロックがたくさん出てきました。そして、イギリスにもロックバンドが現れました。例えば、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズは、現在でも大人気のイギリスのロックバンドです。イギリスではアメリカのロックより激しいヘビー・メタルやパンク・ロックに発展し、それが他の国にも広がりました。
ロックの音楽はアメリカの文化にも強い影響をもたらしました。60年代から70年代まで、アメリカやイギリスにカウンターカルチャーという文化的な行動がありました。その時代のロック曲はカウンターカルチャーに合わせて、ベトナム戦争や人種隔離に強く対抗しました。その時から、強い政治的な意見を持っているバンドが増えました。ロックの音楽家には、お酒や麻薬を乱用した人もかなりいました。それに、マリファナ等の薬物使用を説いたバンドもいくつもありました。しかし、70年代から薬物乱用で亡くなった音楽家が多かったので、今のバンドには薬物使用を反対している人が増えてきました。
70年代まで、黒人の音楽はほとんど黒人のためにつくられており、普通のラジオやテレビに流されたことがあまりありませんでした。しかし、黒人の音楽家もロックに影響されることで、人種的な壁を超えました。例えば、マイケル・ジャクソンはロックの影響で黒人と白人の音楽を融合して、人種にかかわらず誰でも楽しめる音楽を作りました。ジャクソンみたいな人のおかげで、他の黒人音楽家がアメリカで成功できるようになったのだろうとよく言われています。
今、ロックは世界中に人気のある音楽になりました。いろいろな国まで広がっているので、現在のロックはたくさんの形があります。50年が経っても、ロックはまだアメリカの文化の大切な一部です。これからも世界の文化に影響するでしょう。
この前、東尋坊に行ってきました。すごくきれいな場所なので、本当に感動しました。私は海のないところから来たので、そういう景色を見たことがありません。時々、この辺りを旅行しますが、どこに行ってもきれいなところがたくさんあって、びっくりします。日本にはまだ行ったことのない場所がたくさんあるので、これからも探険したいと思います!
(2009年08月 COLARE TIMES 掲載)