ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
コラーレ倶楽部
アクティブグループの部屋
COLARE TIMES
国際家族
2010年6月
今年の4月に初めての子どもが生まれました。子育てにはまだ慣れていないのでちょっと大変ですが、毎日赤ちゃんと楽しく過ごせて、とても幸せです。しかし子どもはアメリカ人と日本人のハーフなので、考えなければならないことがたくさんあります。国際結婚自体が大変なので、子どもができたらさらに大変になるのは当たり前かもしれませんが、よいところもたくさんあります。
子どもが生まれる前にも悩みがありました。名前をどうしようかとずっと悩んでいました。アメリカでも日本でも通じる名前じゃないとダメだと思い、アメリカ人にとって発音しやすい日本の名前を考えようとしました。それに、名字がカタカナで長いので、なるべく短い名前にしたかったのです。変わった名前も嫌で普通すぎる名前もダメだったから、けっこう困りました。しかし、アメリカにいるお母さんがいくつかのいい名前を考えてくれて、その中にちょうどいい名前があったので助かりました。
名前が決まったら、ミドルネームも考える必要がありました。ほとんどのアメリカ人は子どもにミドルネームをつけます。特に親戚の名前や何かの特別な意味のある名前を子どものミドルネームにする人が多いですが、どんな名前でもいいのです。ほとんどのアメリカ人は普段ミドルネームを使いませんが、本当の名前として使う人もいます。私も子どもにミドルネームをつけたかったのですが、日本にはミドルネームがありません。日本の名前にミドルネームを入れたら、名前が非常に長くなってしまうので、出生届はミドルネームなしで出しました。しかし子どもの誕生をアメリカで登録する時、ミドルネームを入れるつもりです。
今、私の子どもは普通の日本人ですが、アメリカの大使館か領事館で子どもの誕生を登録すれば、アメリカの国籍も取ることが可能です。その場合は二重国籍で、二つのパスポートを持つようになります。アメリカにも日本にも国民として自由に住めるのでとても便利です。しかし、日本の法律では、二重国籍の人は22歳になるまでにひとつの国籍を選ばなければならないみたいです。
子どもはアメリカ人にもなるので、絶対に英語を覚えさせたいです。英語を自然に覚える環境を作ろうと思っているのですが、奥さんは英語が喋られないので、ちょっと難しいです。しかも今、奥さんは子どもと一緒に実家に帰っているので、まわりの環境はほとんど日本語です。私が一緒にいるときは、一生懸命に赤ちゃんに英語で話しかけていますが、それだけで英語を覚えるとは思えません。英語のDVDや絵本もたくさんアメリカから送ってもらって、英語の環境を作ってみます。
大変なことがいっぱいあるけれど、子どもがいたら毎日が楽しいです。パパと一緒に遊べるようになるのを楽しみにしています。これからお父さんとして一生懸命にがんばります。
生まれたばかりの娘です! まだまだ小さいですが、どんどん大きくなるでしょう。毎日少しずつ成長していることをとても不思議に思います。これからの成長を楽しみにしています!
(2010年06月 COLARE TIMES 掲載)