ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

ホームカミング

2010年10月

 秋になると、アメリカのほとんどの学校では新年度がはじまります。そして10月の上旬に、「Homecoming(ホームカミング)」という特別なイベントが行われます。ホームカミングを日本語にしたら、「帰省、帰郷、同窓会」という意味になります。この時期に、学校の卒業生や町を出た人が帰ってきて、みんなでパレードやアメリカンフットボールの試合を楽しみます。

 ホームカミングは元々大学のイベントで、その習慣は1911年にはじまりました。ミズーリ州立大学がフットボールのライバルであったカンザス州立大学との試合に卒業生を誘ったところ、1万人の卒業生が参加する大規模のイベントになりました。試合の他に、パレードやパーティーも開催しました。このイベントは非常に人気になり、全国の大学や高校に普及しました。

 学校によって内容が大分違いますが、ほとんどのホームカミングではフットボールの試合とダンスパーティーが一番盛り上がります。高校の場合は、試合は金曜日の夜、パーティーは土曜日の夜に行われます。その前の1週間は、生徒会の企画によっていろいろ楽しいことをします。生徒会は毎日面白いテーマをつけて、学生がそのテーマで変装して登校する習慣もあります。例えば、「パジャマ・デー」というテーマになったら、学生が全員パジャマで登校することになります。それ他にも、ゲームや集会もたくさんあります。

 私の高校では、ホームカミングの金曜日は授業を早く終え、パレードをします。そのパレードには、学校のクラブが全部参加しますが、アメフトのクラブは主役になります。学校の前から、約5kmを進んで、町の商店街まで行きます。パレードの後はフットボールの試合なので、ほとんどの学生がそのままグラウンドに行って、チームを応援します。ホームカミングの試合は選手にとって、いつもより大事な試合です。学生のみんなが1週間、チームの応援にがんばってくれるから、負けたらすごく悔しいです。一方、勝ったらみんな学校の英雄になります。

 ホームカミングの最後のイベントは土曜日のダンスパーティーです。そのパーティーは春に開催されるプロムと似たようなもので、参加する学生がタキシードやいいドレスを着て、レストランで食事をしてからパーティーに行きます。昔は必ず男女ペアで登場する規則がありましたが、最近同性の友だちと一緒に参加する人や一人で参加する人が増えてきました。

 生徒会の一員でフットボールもしていた私にとって、ホームカミングの1週間は毎年忙しかったけど、高校の思い出の中でもこの時が一番楽しかったです。いつか機会があったら、10月に高校に帰ってホームカミングの試合を観に行きたいです。


目からウロコ

 10月の3連休に金沢に行ってきました。何回も行ったことがありますが、今回は初めて家族3人で行ってみました。兼六園をちょっと散歩しようと思ったけど、残念ながら雨が降ったので、早く帰ってきました。

(2010年10月 COLARE TIMES 掲載)

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