ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

日本での子育て

2011年6月

この間、娘が1歳になりました。日本とアメリカの文化と言葉を一生懸命に教えようとしています。どのぐらい覚えてくれるかわからないけれど、娘が大きくなればなるほど、国際的な教育に集中したいと思っています。

今、英語の教育をちょっと心配しています。娘を英語と日本語が喋れるバイリンガルにする機会があるので、絶対に逃したくありません。ということで、私は娘と話したら、必ず英語で喋ろうとしています。これは意外と難しいです。周りに日本人しかいない時は、ほとんど日本語で考えているので、いきなり英語に切り替えるのは大変です。家にいる時も、ずっと前から主に日本語で喋るようになったので、娘に100%で英語の会話ができません。周りの環境にもうちょっと英語を入れるために、アメリカのアニメやDVDを流すつもりでした。今はセサミストリートを結構見ているけど、結局日本の番組を見る時間の方が長いです。それに1歳になった時から保育所に通っているので、日本語の影響がさらに強くなってしまいました。

英語は何とかなると思いますが、もっと難しい問題がひとつあります。アメリカにいる家族に会わせるのがとても大変です。アメリカにいる家族や友だちが実際に娘に会う機会があまりありません。現代の技術のおかげで、インターネットを使ってテレビ電話ができるし、写真や映像を見せるのも楽になってきたが、実際に会うことの代わりにはなりません。時差とかもあるので、テレビ電話ができるとしても、みんなの都合が合う時が限られています。これから、もっと会えるようにがんばります。

しかし、国際家族は悩みばかりではありません。楽しいこともたくさんあります。クリスマスや誕生日になったら、アメリカにいる家族がプレゼントを送ってくれるので、日本で購入できない洋服やおもちゃがいっぱいあります。そして、アメリカと日本のまつりを全部祝うので、1年の楽しいイベントが他の子どもより多いです。本格的なクリスマス、感謝祭、イースター、ハロウィーンなどもできるし、ひな祭りやお正月など日本の伝統的な行事もあるし、1年中ずっと何かを祝っている楽しい家庭になっています。

「日本で子どもを育てるのは大変じゃない?」とアメリカにいる友だちによく聞かれますが、全然そう思いません。むしろ、ここの方が楽かもしれません。しかし、自分の子どもがちゃんとアメリカのルーツを知るために努力しなければなりません。

 


目からウロコ

娘が1歳になりました! 黒部にはじめて来た5年前、ここで子どもができるなんて想像がつきませんでした。そして、3人家族の生活はもう1年が経ちました。子どもがまだ喋ったり歩いたりはしていないけど、毎日をとても元気で過ごしています。これからの成長を楽しみにしています!

(2011年06月 COLARE TIMES 掲載)

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