ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
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COLARE TIMES
#05 2月のお祝い
2016年2月
■ グラウンドホッグデー(Groundhog Day)
アメリカで2月に催されるお祝いのひとつに、「グラウンドホッグデー」という春の訪れを予言する行事があります。グラウンドホッグデーは毎年2月2日、グラウンドホッグというマーモットの一類の動物を使って天気を占います。2月2日はちょうど冬眠の終わりで、グラウンドホッグは冬眠から覚めて巣穴から出てきます。そして、グラウンドホッグは二つの行動をする可能性があります。
(1)晴れの日に巣穴から出てきたグラウンドホッグは、自分の影を見て驚いて巣穴に戻って行きます。
(2)曇っている日に巣穴から出てきたグラウンドホッグは、影を見ず、そのまま外に出ます。
この二つの行動はそれぞれ結果があります。(1)の結果は冬がまだ6週間も続くという意味で、(2)の結果は春が近づいているという意味です。今年はグラウンドホッグがそのまま外に出られたらいいですね。冬は寒すぎます!
最大のグラウンドホッグデーの行事はペンシルベニア州のパンクサトーニーで、何万人も集まって祝います。この町で登場するグラウンドホッグは、パンクサトーニー・フィル(Punxsutawney Phil)と呼ばれ、全世界で一番有名なグラウンドホッグ天気予報官でしょう。
■ バレンタインデー(Valentine’s Day)
1月の後半になると、デパートやスーパーなどはピンクと赤だらけで、どこでもハートマークが見えてきます。チョコレートやハートだらけのカードが販売されはじめ、2月に入ったら花屋さんもどんどん混んでいきます。これはもちろんバレンタインデーの準備のためです。
バレンタインデーは毎年2月14日にあり、愛の祝日として知られています。この日は、チョコレート、花、カードなどを好きな人、彼氏や彼女、妻や夫などにあげる伝統があります。ロマンチックな日に見えますが、家族や友だちにもチョコレートをあげても大丈夫です。小学生たちは、バレンタインデーカードを同級生に渡します。ディズニーや流行っているテレビ番組や映画のキャラクターのカードがパックで販売され、カードにはバレンタインメッセージが書いてあります。カードにそれぞれの同級生の名前を書き、時々カードにチョコレートやキャンディーを貼ることもあります。2月14日に学校に集まり、生徒たちが持ってきた小さい箱や袋にカードやチョコレートを入れ、みんなでバレンタインデーを楽しみます。
日本の「義理チョコ」や「ホワイトデー」はアメリカにはないと思います。アメリカのバレンタインデーでは、誰でも誰にでもチョコレートをあげられます。日本のように、女性が男性にチョコをあげるということに限りません。
私にとってバレンタインデーの一番好きなところは、2月15日以降にチョコレートがセールになることです。
Happy Groundhog Day! Happy Valentine’s Day!
母からメリーランド州の写真が届きました。日本が大雪だったとき、アメリカも同じだったそうです。「ストーム・ジョナス(Storm Jonas)」という名前の吹雪のためで、こんなに雪が降りました。
(2016年02月 COLARE TIMES 掲載)