ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
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COLARE TIMES
#02 初めての日本の秋
2022年12月
最近“爽やかな秋晴れ”が続いていたので、それをきっかけに今回は、今年生まれて初めて体験した「日本の秋」について書きたいと思います。
今年の秋分の日は9月23日でしたが、季節の変わり目に台風もあって、とにかく秋の最初の1週間は雨と雷から逃げる日々が多かったです。ちなみに、僕の生まれ育ったアメリカの太平洋岸北西部では、傘を差す文化がありません。この地域の人々は雨に降られることに慣れていて、パーカーのフードさえあればなんとかなると思っています。傘を差したら負けという考えも一般的です。従って、大雨のことは特に気にしておらず、今まで台風になかなか遭わなかったので、強い風にやられる準備もありませんでした。
さて10月に入り、上旬に苦労のエピソードがありました。10月4日の夜に気温が急に10度下がりました。夏に日本に来た僕は毛布を持っておらず、あまりの寒さで眠れませんでした。言うまでもなく、翌日はすぐに毛布を買いに行きました。そして10月の中旬からは、嬉しい出来事が増えました。まずは10月7日〜12日、友達に会いに大阪まで行きました。大阪では楳図かずお大美術展や海遊館などを訪れました。次に黒部に帰ってきて、10月15日に無事に23歳を迎えました。誕生日に魚津と射水に住んでいるアメリカ人の友達を呼んで、朝ご飯をYKKセンターパークのカフェで食べたり、昼から生地海岸でのんびりしながら海の綺麗な景色と夕日の写真を撮ったり、夜ご飯をポレポレジャンボリーで食べたりしました。黒部で過ごした誕生日はとても充実した1日でした。続いて、21日に視察研修というのがあって、県内の国際交流員と一緒に入善と朝日に行って、杉沢の沢スギへの訪問、バタバタ茶体験、ヒスイ探しなどしました。当時の天気は快晴で新川の魅力的な自然環境を楽しむことができました。そして、下旬に横浜で中間研修があり、大都会でも爽やかな天気を楽しめました。昔から思っているのですが、いつも10月はあっという間に終わってしまいます。
最後に、11月3日、文化の日。この日は友達と黒部峡谷に行きました。トロッコ電車に乗るのは今回で3回目でしたが、今回は紅葉ずくめの峡谷が見られて本当に感動しました。とても綺麗なところに住んでるんだなと改めて思いました。おまけに黒部では、最近夕暮れが早くなっている反面、夕焼けが毎回鮮やかだというのが印象的です。
以上、一生記憶に残る日本で初めて過ごした秋の紹介でした。
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(2022年12月 COLARE TIMES 掲載)