江戸 聖一郎　EDO Seiichiro（フルート）

　京都市立芸術大学音楽学部卒業。大学卒業後に渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽学校において、世界的フルート奏者であるパトリック・ガロワ氏に師事する。同校を審査員満場一致の１等賞を得て卒業。帰国後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士（後期）課程を修了し、フランソワ・ドゥヴィエンヌに関する研究で博士号を取得。タンスマン国際コンクールファイナリスト（ポーランド）、ピカルディー音楽コンクール（フランス）1等賞、UFAM国際音楽コンクール１等賞（フランス）など、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめる。
　ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のフルート奏者としてオーケストラでの演奏活動を行う一方で、メガネをかけたフルート奏者4名によるパフォーマンス・グループ「アンサンブル・リュネット」の一員としても活動している。ギタリストの大萩康司とのCD『DOTS AND LINES』、リサイタルのライブ録音CD『江戸聖一郎 フルート・リサイタル 〜パリの風〜』、最新の研究に基づいた全集盤CD『ゴーベール フルートとピアノのための作品全集』をリリース。
　沖縄県立芸術大学専任講師、大阪音楽大学非常勤講師。アジア・フルート連盟理事。

後藤 彩子　GOTO Ayako（ヴィオラ）

　東京芸術大学附属音楽高等学校卒業後、ケルン音楽大学、デトモルト音楽大学で学ぶ。ヴァイオリンを鈴木愛子、田中千香士、ヴィオラを菅沼準二、マティアス・ブッフホルツ、ディームート・ポッペン、室内楽をハロルド・ショーネヴェック、アルバンベルク四重奏団に師事。スペイン・アルベニス財団のスカラシップを得てマドリード音楽院で室内楽を学ぶ。
　ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団の契約団員を経て、デュッセルドルフ交響楽団の契約団員。2012年までエリック・シューマンらと シューマンカルテットの一員として演奏活動を行う。2011年パオロ・ボルチアーニ・コンクールでジュネス・ミュージカル・スクール奨学生賞受賞。大阪国際室内楽コンクール第２位、2012年シューベルト＆現代音楽国際コンクールにて優勝。2014年より日本に帰国し国内外で演奏活動を行っており、京都市交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団などの客演首席奏者としても出演している。
　京都市立芸大講師を経て堀川音楽高校講師など、後進の指導にあたる。日本室内楽振興財団 調査研究事業アソシエイト・アーティスト。

福井 麻衣　FUKUI Mai（ハープ）

　幼少期をスウェーデンで過ごし、ハープに巡り合う。パリ国立高等音楽院修士課程を審査員満場一致の最優秀賞と審査員特別賞を受賞し、首席で卒業。パリ国際ハープ・コンクールにて日本人初の優勝、イスラエル国際ハープ・コンクールにて第３位と特別賞受賞。青山音楽賞新人賞、咲くやこの花賞、京都芸術祭賞など受賞歴多数。2008-09年ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。
　パリ・オペラ座、セイジ・オザワ松本フェスティバル、草津音楽祭、世界ハープ会議、ムジークフェストなら、福山国際音楽祭に招かれ演奏。NHK－FM「リサイタル・ノヴァ」、FM大阪「くらこれ！」に出演。2023年４月セカンド・アルバム『ハープの香り』をリリースし、「レコード芸術」誌５月号・「音楽現代」誌６月号にて特選盤に選ばれる。
　松尾正代、吉野篤子、S.マクドナルド、G.ロレンティーニ、I.モレッティ、G.レタング各女史に師事。室内楽をM.モラゲス氏に師事。2024年３月まで東京藝術大学、2024年4月より神戸女学院大学にて後進の指導にあたる。東京を拠点にヨーロッパ、アジア、日本各地にて演奏活動を行う。
［公式ホームページ］http://maifukui.com